50歳で再婚。カナダ人の夫“B”との毎日はシンジラレナ〜イ異文化体験の連続!
by みらい
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沁みた時間

Bのしいたけ栽培場がある山はまるごとBのものではなくて区画ごとにオーナーがいる。と、いっても平地の「区画」ではないからそれなりに広大。お互いの土地がどれくらいか、たぶん自分たちでも把握できていない。
下の方に週末を優雅に過ごしていそうなログハウスの別荘と小洒落た山小屋風のお宅で暮らす家族があるくらいで、あとは得体の知れないオーナーが数人。植物観察を研究対象にしている方がその活動拠点にと土地を購入していたり、簡易的な家で気ままに一人暮らしする男性がいたり、さらに上ると自力で家を建てているイギリス人、とか。人の気配がするのはそれくらいかな。
そこからさらに険しいルートを上るとBの敷地で、近辺にはうまい具合に同じような自由さを持つ3オーナーが集まっている(本当はもうひとり近くにオーナーがいるけど、かれこれ1年姿を見ていない。たぶん山での活動を諦めたんだろう。もっと北にあるまちで古民家を買ったとも聞いた)。隣地には四国から来られているSさん。道を挟んだ向かいには岡山県南から来られているSさん。ふたりとも70歳前後で、Sさんは月に1度程度。Hさんは畑作りを楽しんでいるから10日1度くらいここにいるかな。冬は寒いのと道がぬかるんで上れないのとかで(唯一の車道が、山のハイキングコースなんかよりひどいダートコース。四駆でないとのぼりきれない感じだった。がっ、最近ちょっとラッキーなことに、ここが近所の工事のための通過コースとなり、道が簡易的に整備されることになったよー)長らくお目にかからなかった。それがやっと先日、3人顔をあわせた。

Sさんはときどき心細いことを言う。もし自分が倒れたら、二度とこの山には来られないだろう。「そのときはあなたが好きに使いなさいよ」とBに言ったこともあるらしい。昨日も「ぼくらは10年も生きてはいないだろうから、若いBくんの未来のために木を使ってくれたらいいんだから」と自分の敷地の木を自由に伐らせてくださる。
そしてHさんも「うちの木も伐ったらええが」。いつも元気に畑仕事に精を出し、いつかはここで暮らしたいからとコツコツ簡易的な小屋を整備していたそのHさんがぽつん。「もうここでは暮らせないかもしれんしなー」。一緒に老後をここで楽しみたいと思っていた奥様がご病気らしい。それが思わしくなくて、ひょっとしたら数ヶ月。「せめて80まで生きてほしいけど…」。奥様は私の母が亡くなった年齢に近い。Hさんはその頃の父と同じ年齢。Hさん、そんな話淋しすぎるよ。

よく働く日本人は、お金や仕事を優先して「やりたいことは定年後にゆっくりね」なんて考えがちだけど、ふたりの話を聞いていると定年後にはゆっくりする時間なんてなさすぎる。やりたいと思ったら、そしてそれが人生を豊かにすると思うのなら、お金や仕事なんかよりそっちに向かっていいんじゃないのかなとBと話す。
Sさん、Hさんは山での大事なご近所さん。3人3様でとても気ままにしているから、プライバシーの線引きみたいなのが自然にできていて(車は見えても顔は見えず、会話もしないこともある)、それでいて人里離れたこの空間で存在は心強い。Bのファームの理解者で、成功を楽しみにしてくれてる。私たちの仕事を一番近くで見て来てくれた大事な人だけに、先日の話はちょっと沁みた。
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by miraicci | 2017-03-06 12:18 | グリーンライフ | Comments(0)