50歳で再婚。カナダ人の夫“B”との毎日はシンジラレナ〜イ異文化体験の連続!
by みらい
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カテゴリ:グリーンライフ( 87 )

美しいものを見るのはしあわせだってば

平日は自宅(兼仕事場)で仕事をして、週末だけ夫Bと山で過ごすという生活がスタートして1年半。
山仕事はそれこそ山のようにあるので、たとえ週に2日とはいえふたりで作業するというのは今では大事な時間になっている。その貴重な週末にはずせない用事が入ることがあれば、山作業の予定が狂ってしまうので、なんとかスケジュール調整しながらやりくりのこの頃。仕事関係の方に断りを入れながら(もちろん仕事は事前に納めて)、山行きの1日を作ることも。

と、いうのが昨日だったりして。

栽培するしいたけの世話をその日だけは私が一切引き受けて、Bは別の作業に終始。
ほだ木を運んだりスタックしたり水やりしたり収穫したり。そんなこんなで1日なんてあっという間。
「大変だねー」とよく言われるけど、私にしてみりゃ日頃とは違う作業は新鮮。楽しんで作業に没頭しているという感じ。

ところで。
幸福度の調査では、セックスだとかお金だとかおいしいものを食べることだとか、いろんなあれこれが上がっていたけど、私もBもこのナチュラルライフの経験から「きれいなものを見る」というのは幸福度の大きなポイントと確信。
ファッションやアートも、、、だけど、私たちの「きれいなもの」は自然。
自然物って人工物の「きれい」レベルなんてなんじゃそりゃと思うくらい、もう超絶なんだもん。
神様はいないと思ってる人だって、何かしらのエネルギーや神秘性や畏怖というのを感じるんじゃなかろうかってね。

昨日は山小屋とファームに続く道をそれて、前々から気になっていた小道に入ってみたらば!


まーあ、驚いた。この山にこんなきれいな場所があっただなんて。
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ひゃー、ひゃーと歓声のあとはため息しかもれない。とにかく美しい光景。

この山自体、数戸がオーナーとして暮らしたり通ったりしている程度のプライベート山なので、もちろんここにも他からの侵入はなし。
ひっそりとこういう景色が眠っている場所はほかにもあって、私たちは「ひのきアロマの場所(伐採された木からの香りが半端ない!)」とか「きのこワンダーランド(ここにはよくきのこが出る)」とか勝手に名付けて、ブラッと散歩するのが楽しみ。

好きといえば、山小屋を出てすぐのこの景色がすごく好き。
どれだけ見ても「きれいだな」と思う。全然見飽きない。
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はー。やっぱりいいよね。
こういう美しいものに癒されております。

この写真でみんな幸福度があがるといいなー(笑)


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by miraicci | 2017-11-30 10:18 | グリーンライフ | Comments(0)

きのこ生活を満喫しておりました

前回のブログからちょっと開いたかなーと思ったら、ほんとびっくり。
ちょっとのつもりが約1ヶ月のご無沙汰でした。まったく月日が経つのは早いものですわ。

その間、あれやらこれやらと忙しくしていました。
残念ながら本業の方ではなく(こちらはボチボチ。ボチボチでも仕事がいただけているのはありがたいです)、秋のきのこシーズンを迎えての観察会三昧。勉強会や観察会に加えて、きのこ仲間たちとの自主活動や、きのこに興味持ち始めた方のガイド役とか、暇を見つけてはきのこきのこ。
もちろん週末はBのしいたけ栽培の手伝い。収穫期を迎えて作業は増え、ほだ木をあっちへやったりこっちへやったりの力仕事も。しいたけたちに「●●ちゃん(←種菌の品番)たのむよー」「期待してるよー」「この前はよぅがんばってくれた!」などと声をかけながら、せっせと働いておりました。

春に植えた1年目のほだ木からは立派なしいたけが続々と育っていて、去年の冬からの苦労も報われるってもん。極寒の日に伐採してBが川に浸かりながら運び込んだ原木たち。春になってようやく許可がおりて伐採した木々たち。こうして作った1000本余りのほだ木だからね、思い入れもひとしおなんですよ。
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これではまだ食べてはいけないけれど、未来はほんのり明るくなったかな。
ほっとしたところで、イベント参加の余裕もね(やっと)。オーガニックワインで「乾杯」。


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by miraicci | 2017-10-17 11:08 | グリーンライフ | Comments(0)

しいたけちゃんに教えられたのだった

Bのしいたけ栽培ファームで、10月末にならないと発生しないはずだった原木しいたけが、この時期にうれしいポコポコ!
Bはこの仕事を専業でやると決めているので、旬ではない時季は収穫で得られる収入はなし。そんなときでもやらなきゃならない作業はたくさんあるのにね。
これまでの人生で蓄えてきたものすべてを投げ打って、それでもBは泣き言ひとついわずにやってきた。口から出るのは弱音じゃなくて、「オレたちの未来」のしあわせなストーリー。おかげで、こんな窮状の中でも私はずっと夢を見ることができていた。

いよいよ、ファームに行くためのガソリン代をどうしようかという段になってしいたけが発生。それも飛び切りなヤツができて、小躍りどころか全身で踊り狂いたいくらいのうれしさ。さっそく納品することができて、次のガソリン代が手に入った。
早く発生すればいいというものではないけれど、この春植えたのももう顔を出して、待て待てと水をコントロールして発生をセーブしている状態。これをうれしい誤算というのだな。早くこれでご飯が食べられるようになりますように。
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驚いたことがもうひとつ。
去年の秋の一時期、狂い咲きのようにぽこぽこ発生した小振りなしいたけが、今年は「あなたがあの子?」と見まがう程にどっしりすばらしい姿で出てきている。一時期だけ元気に次々だったのに、あとはパワーダウンで、まるで子どもだねと笑っていた品種。ダーッと勢いよく走り出すのにすぐ疲れて寝ちゃうような(笑)
その眠っている間にしっかりパワーを蓄えていたのだね。「がんばったのは最初だけかー」と低い評価しててごめんなさい。立派なおとなになって現れたしいたけを見ると、何事にも時期があるのだなと教えられる気分。
うん、そうだね。たぶん私たちにも時期はあるのだよ。


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by miraicci | 2017-09-20 14:31 | グリーンライフ | Comments(0)

素材集めもたのし。

いい季節になったので、クラフトワークのための素材集めもちょこちょこ。
きのこは風に当てて乾燥させればいいだけ、、、のようでいて実はちょっとコツが要る。水分が多すぎるようなのとか、色が変わりやすいのとか、きのこにもいろいろあってね。ちょうどいいのを採集したとしても、柄が曲がらないようきれいにドライにするのはなかなか難しいもので。
そのコツがやっと飲み込めたと思っていたのに、乾燥させるタイミングで山に行くことになってしまい、今回は室内放置の自然まかせ。それでもまあまあな仕上がりになりました。
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今回のお気に入りはニオイコベニタケとダイダイイグチ。
ベニタケの仲間は外観からは同定しにくいのですが、ニオイコベニタケはベニタケの中でも淡さがあってやさしい感じのするきのこ。よく「カブトムシのにおいがする」のが判断の目安になります。
ダイダイイグチはご覧裏通りの鮮やかさ。山で見つけるとやっぱりテンション上がります。友人から「レジンに入れたら色素が溶け出した」と聞いたので、色止めのためにひと工夫しています。それが効くかどうかはやってみないとわかりませんが。

さー、これでどんなの作ろうかな。
山に行けば採集できるというわけではありませんし、大きさや色など条件に合ったきのこをキープするのも大変です。そんなことを考えると、これって結構貴重な素材なのですよ!主にはいつか個展する時のための作品制作に使用します。

きのこを使ったレジン作品のイメージはこちら→→→minne.com/@miraicci




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by miraicci | 2017-09-06 10:29 | グリーンライフ | Comments(0)

きのこ観察スポット

きのこ観察をするようになって、それが私としては普通なんだけど、他人からするとかなり奇妙な行動をとっていることをときどき気付かされる。「えっ、雨の中なのに山に観察に行ったの?」とか「風景楽しんでる?下ばかり見て歩いてるでしょ?」とか「今日も山って、、、昨日もひとりで行ったって言ってなかった?」とか。
ところがそんなことが当たり前になると、同じように自然観察している人が「見えてくる」もので。Bのファームがある美作にもこういう人たちがいて、いつも虫取り網をかついで歩いているおじさんとか(研究者か?)、県外から車でやってきて植物観察のために山を彷徨う人とか(一度話しかけたら趣味で観察していると言ってた)。
岡山後楽園なんてメジャーな場所にも野鳥観察と撮影する人を中心に自然を追ってる人が結構いる。以前は観光スポットとしての利用か、近場に住んでいて健康のためにウォーキングする人たちのものと思い込んでいたけど、観察場所として利用している人はうじゃうじゃ。そういう人たちにとっては年間パスポートを持っていることは当たり前。思いついたときにぱっと入って、観察物に出合えなければ翌日もとか。

という私も昨日は年間パスポートで後楽園。

きのこ仲間からの発生情報を頼りにキヌガサタケを観に行ったものの、先日の発生の後、次の発生の直前という感じで空振りだった。優雅な蓮の花にも、美しく整えられた茶畑にも、そこそこ程度にしか目も向けず、観光客とは別方向を見るわれら。
その甲斐あってチャタマゴタケにキタマゴタケまで!!!!大満足。ほんと、後楽園はすばらしいきのこ観察スポットなのですよ。

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by miraicci | 2017-07-12 11:04 | グリーンライフ | Comments(0)

情緒的なアプローチ

土曜日はきのこの勉強会だった。
ようやく講師が何を話しているのかうっすら解ってきたような気がする(けど本当に理解できているのか定かではない)3年目の参加。昨年、一昨年とほぼ同じ内容だから話を聞くのも3回目。そりゃあ理解できて当然というなかれ。パキパキの文系脳には生物の構造的なこととか顕微鏡で見える世界とか苦手意識が先立って、脳の動きがストップしてしまうものなのだ。私だけかもしれないけど。

さらに私、こんな勉強会に参加しながら「分類学なんてねー」と思っているところがある。所詮人間が便宜上作ったもので、自分たちのルールの中でかちっと枠組み決めてるだけのことじゃないかと。はみ出しモノやそのルールに納まらないものまで自分の理解内でねじ込もうとするから、意見が割れたりね。
分類するためにきのこを理解したいわけじゃないから、という言い訳で私はいつまでたっても「何科の何属のなんという名前」はわからないでいる。ああ、そんな名前聞いたことあるわ程度の理解。

図鑑には大きさや色形のことや発生環境や毒性や味、におい、胞子の形状などが書いてある。
先日、そんなひとつを「これは何?」と同定していた時に思ったこと。誰かが調べた図鑑に、その種のにおいについて「いやな臭い」というような記載があって、それを読んで嗅いだ人が「臭い気がする!」。別の人は「そんなに臭いかな?」。何人かが嗅いで、ある人が小さな声で「ぼく、塩素のような臭いに感じるんですけど、鼻がおかしいのかも、、、」。続いて回って来た私にも「確かに薄い塩素のような」。
これは不快な臭いというよりむしろ清潔感を連想させるようで「これ、衛生臭といった方がいいんじゃない?」と言ったらくすっ。ね? そうだよ。私なら図鑑にそう記述するよ。

図鑑を構成するのに生物学的な研究者だけじゃなくて、情緒的な見方をする人を加えてもいいんじゃないかしらん。理系に強い人で絵を描いたり文章を書いたりは大の苦手という人を結構たくさん知っているから(そして私はその真逆)、人間の脳って偏りはあると思うんだよなぁ。それぞれの見方で図鑑を作ったらきっとおもしろい。
私は色やにおいを「それそれ、そうそう」という表現で出して行くことができるしね。情緒的な主観でできた曖昧な図鑑もおもしろかったりして。数値化できるものだけが大事な情報ってわけじゃないしね。

写真は昨日、山で見つけた地下生菌。ショウロの仲間かな。
白いのがぽろっとあるのを見つけて、そのまわりや「ここ怪しい」あたりを熊手で掻いたらぽろぽろ出てきたよ。

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by miraicci | 2017-07-04 14:41 | グリーンライフ | Comments(0)

山暮らしはすてき

待っても待っても仕事がやって来ず、勝手に平日休業。山に逃避した。
よし、今日は家の仕事をしようねとBが言う。GWくらいから週末は山小屋で過ごすようになり、ここでの時間が増えてきた。新しく風通しのよい窓を取り付け、食器や調理器具を収納する棚を作り、壁にクロスを貼って、どんどん快適な空間になったらさらに欲が出てきちゃったから。
Bはもらいもののカウンターテーブルを使ってフォールディングタイプのテーブルにするという。彼が頭で描いていた設計図を形にする間、とくに手伝うこともなさそう。おお、そうだ。私は外用のテーブルを作ることにしよう!
寄せ集めの古い資材はいろいろあるので、手頃なサイズを集めて長さを測ってBに切断だけ頼む。それに電動カンナをかけ、きれいになったのを金槌で打ち込んで、、、
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オイルステインを塗ったら完成。脚はそこにあった金属フレームを活用。テーブルトップだけ作ってそこにはめ込むようにしている。

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さて、その間にBはテーブルの取り付け。
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立派なフォールディングテーブルが完成していたよ。びっくり!

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続いて外にキッチンスペースの作成。
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うわうわー、こんなのができた!!!後日この洗い桶に穴をあけてパイプをつなぎ、地面に穴を掘って排水するように。ほとんど汚水を出すことはないけれどね。

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ああ、ますますたのしい山暮らし。このままここに住みたいわー。









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by miraicci | 2017-06-17 18:28 | グリーンライフ | Comments(0)

おたく的生活

昨日はきのこ仲間と自主活動。
アマチュア研究家として熱心な活動を続ける方や各地の観察会等で講師をつとめる方などメンバーは超豪華。私が永遠のアマチュアであるのは言うまでもないことだけど、あわせて永遠のビギナーであることも間違いなし。観察会等に参加するようになって10年超え。きのこを基礎から学べるなかなか本格的な勉強会にも顔を出し、その上まわりはこんな豪華な研究家に恵まれているというのに、もうぜーんぜんきのこの名前を覚えることはなく、ただ見つけるだけで満足している永遠のド素人。
最初は特徴などを丁寧に教えてくださっていた方も「もうこの人は仕方ない」と見切ったか、あれこれ指南もされなくなって野放し状態。そのうちに心は虫にとりつくきのこにとりつかれてしまい、虫草仲間と「こんなん見つけた」と報告し合っては自由気ままにやっている次第。

みんな各々好きなきのこジャンルに突き進んでおり、それぞれ専門の「きのこ目」が磨かれている。
昨日は地下生菌に目覚めて猛進しているNさんが「このあたりでアオゾメクロツブタケを見つけた」という。地下生菌の一種。
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地下生菌っていうのはトリュフのように地面に潜って発生するきのこのことね。というと「地下なのにどうやって見つけるのよ」と聞かれるんだけど、きのこに通じている人の知識や経験からくる勘ってやつをあなどっちゃいかんのよ。
どういう木があってどういう地形・地質をしているかというのからあたりをつけて「なんかありそうな」と軽く土を掻いたらあった、みたいな。私はこのあたりにあるはずよというアドバイスを聞いてから白・黒のトリュフを見つけたことはあるけど、自力では土から少し顔を出していたチチショウロやホンショウロやジャガイモタケを見つけた程度。ものすごく知識が広いきのこ仲間のKさんは、「こういうところにあるんじゃないかなと思ったらやっぱりあったのよ」とピンクの地下生菌を見つけたとかいう話。すげぇ!

私の目は完全に冬虫夏草に向いているみたい。
地下のものや大きなものには全然目がいかないけれど、小さなものにはとたんにフォーカス。老眼だから小さいのは苦手なはずだし、きのこ仲間にさえ「どうやって見つけてるの?」と言われるけど、見つける意識はほとんどなくて目に飛び込んで来るという感じなんだよね。
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あ、これはBが見つけたやつだった(笑)
今朝カフェで珈琲のみながら虫草をテーマにした一冊を完読。その中で紹介されていた本が気になって、先ほど冬虫夏草研究の第一人者の方が書いた本を注文したとこ。永遠のビギナーもビギナーなりに突き進んでおり。いや、ズブズブと底なし沼に沈んでいるような、そんなこの頃。




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by miraicci | 2017-06-14 13:31 | グリーンライフ | Comments(0)

きのこギークにもいろいろあって

きのこ観察会に参加するようになって10年超え、ひとりで里山散策するようになり、さらに専門的なきのこの講座に参加するようになって3年目。去年からはきのこ研究会に所属して、今年度は簡単やお役を引き受けた。
近い友人たちはこのマニアックな活動を前々から把握しているから今さらびっくりはしないけど、これを普通に話すと「え、なぜきのこ?」にはじまって「それ、おもしろいの?」と奇異な目で見られてしまう。
一方、探究心の深さに私なんぞ足元にも及ばないきのこ仲間は増えていて、彼らとの会話が今の私には日常になってしまっているからそのギャップったらすごい。は!世間一般ではこんなにもきのこは特殊な世界なのか!!!!と逆にびっくりよ(笑)

その仲間たちも最初はただの「きのこ好き」でつながっていたのが、深みにはまると「どのきのこが好き」でなんとなく違う匂いを感じるようになるもので。
テングタケ科を追究する人、アセタケ科を勉強中という人、ハラタケ科のことが少しわかってきた気がするという人、どうやらイグチが好きらしいという人、子囊菌類全般に興味がある人、日本での研究も進みつつある地下生菌を探りたいという人。
外観では見分けがつかないものは多く、顕微鏡で胞子を確認するのは初歩段階。何万円もする専門書を揃えたり、それぞれの専門分野に強い研究会に所属して情報交換したりと、みんなアマチュア研究家として着実に歩んでいる。

ああああああ、取り残されてしまった!!!
みんなてんでバラバラに遥か遠くを走っているよ〜

たしかにね、数万種に及ぶきのこを全体的に見ていこうとなると大変なことだもの。
きのこばかり長く見ていると自分の「好き」はなんとなくわかるもので、それを極めて集めてきた情報を、きのこ仲間で集まったときに共有していく方が合理的だもんなぁ。
じゃあ私の「好き」は何なんだろう?
言わずもがな、今はすっかり冬虫夏草のとりこ。興味の対象が決まるとその匂いを嗅ぎ付けられるようになるのか、去年から山を歩けば虫草がぽんぽん目に飛び込んでくる。去年の春にタンポタケを見つけたときはフーンくらいだったのが、夏に偶然ツクツクホウシタケを見つけてからというもの、標本は軽く10を超えてしまった。やばい。

元々小さなきのこが好きだった。虫草もそういうタイプのものだからなんか心がくすぐられるんだよね。と、あらためて自分のきのこ愛を確認してみたら、ヌメリガサ科のアカヤマタケの仲間たちとかホウライタケ科からラッシタケ科の脚がすーっと長いやつとか、目を凝らして見つけないといけないピロネマキン科とか。たぶん男性研究者が捨て置くかわいいヤツらが私のタイプ。
見つけたらいつもキューンとなってしまう。
↓ ↓ ↓
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※もうボロボロになってしまった山と渓谷社の「日本のきのこ」という図鑑より。これは初心者にはぴったり。

これか?私が勉強していくのはこの手のきのこなのか???

はっ。いけない。
どこへ行こうとしているのだ私。


きのこ愛が強すぎて、最近はきのこ作家としての道まで強引に歩もうとしております。
6月2日、明日からクレド岡山3階で開催の「キノコ博覧会」に出展します。ぜひご覧ください。

今日の本題は実はこれ




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by miraicci | 2017-06-01 10:23 | グリーンライフ | Comments(0)

言いなりにならないカナダ人

昨日は私の誕生日。ほしいものはないし特別なディナーも必要ないからと断り、普通に山に泊まってきたらいいよと言っていたのに、心優しいBは「だってあなたの誕生日なんだよぅ」と1日一緒に過ごすという。前日の土日は一緒に山で1泊してきたわけで、いやいや、もうべったりと過ごす理由はないんだけど。で、同じ部屋でただただのんびり過ごした昨日。

私は仕事したりあれこれ用事したり。Bは長時間PCでお勉強。山小屋に窓を取り付けるため、どういう方法がいいかを調べている。YouTubeってほんとにすごいなぁ。家一軒建てるのも、これを見て勉強したら大体できそうな(実際、山仲間のイギリス人はド素人のくせにこういう情報だけで建築中。すばらしいのができている)。それから世界のきのこ栽培のあれこれ。これもおもしろい情報がいっぱいあって、日本の常識を遥かに超えている。しいたけはアジアのきのこだけど、世界にはきのこの栽培おたくのような人がいて「おれはしいたけマッシュルームをこうやって作ってるんだよー」と紹介している映像も。ほだ木なんて積んだり並べたりするもんだという常識がぶっ飛ぶような、吊るして育てている人までいて、なんで???と。Bは「なるほどー。これで虫の問題はないねー」と笑っていたけど、どうやったら「吊るす」というアイデアがわいて来るんだろう。世界のきのこギークたちは自由。

そんな中に、すっごく楽しそうに自分の菌床栽培のあれやこれやを紹介する人がいて、見ているだけでも「この人、根っからきのこが好きなんだな」と。そしたら、その人こそまさにBの心の師。カナダできのこ研究をしていたときに、大学内に専門家がいなかったことから学外の専門家や資料を頼っていた、その中のひとり。
実際にコンタクトを取ったことはないそうだけど、彼の著書はボロボロになるほど読み込んで、彼の研究システムを参考にラボを整えたりもしたんだそう。普通なら設備を整えるのに数千万とかかるため、大きな研究機関や一部の研究者にしか研究のチャンスがないところ、この方は数十万程度で研究設備を整えられる方法をあみだした上にそれをオープンにして、多くの人に研究の機会を与えたのだと。
そのおかげでBは大学のラボだけでなく、自分で研究部屋を作ってきのこ研究を続けることができたらしい。今もこの方を敬愛していて、今でもきのこ栽培の参考にしている。

それにしても、世界のきのこ栽培はほんとに自由。日本では生産をサポートする団体からの指導や、生産者のアドバイスなどで次に受け継がれるんだろうから、なかなか斬新なアイデアというのは出にくいし挑戦しようとも思わないんだろうけど。Bは「なんで日本人はいつも先生が必要なの?」と不思議でならないようで、自分で調べたりアイデアを出して試すということをしないで正攻法ばかり追う姿こそ奇異みたい。
てことで、奇策も多いかもしれないけど、Bのつくる原木しいたけは、やっぱりおいしいと思う。自然にまかせず、水やりをすることでプルプルは生まれたし、ほだ木をきちんとメンテナンスすることで害菌からも防げているんだろうと今はわかる。今、しいたけ収穫小屋に小さなカエルちゃんに住んでいただき、虫退治に一役買ってもらってるとこ。そういえば昨日見ていた映像の中にも、同じようにカエルで虫対策しているアメリカ人の姿が!

ほんと、世界のきのこギークはおもしろいな。




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by miraicci | 2017-05-23 12:34 | グリーンライフ | Comments(0)