50歳で再婚。カナダ人の夫“B”との毎日はシンジラレナ〜イ異文化体験の連続!
by みらい
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カテゴリ:グリーンライフ( 78 )

言いなりにならないカナダ人

昨日は私の誕生日。ほしいものはないし特別なディナーも必要ないからと断り、普通に山に泊まってきたらいいよと言っていたのに、心優しいBは「だってあなたの誕生日なんだよぅ」と1日一緒に過ごすという。前日の土日は一緒に山で1泊してきたわけで、いやいや、もうべったりと過ごす理由はないんだけど。で、同じ部屋でただただのんびり過ごした昨日。

私は仕事したりあれこれ用事したり。Bは長時間PCでお勉強。山小屋に窓を取り付けるため、どういう方法がいいかを調べている。YouTubeってほんとにすごいなぁ。家一軒建てるのも、これを見て勉強したら大体できそうな(実際、山仲間のイギリス人はド素人のくせにこういう情報だけで建築中。すばらしいのができている)。それから世界のきのこ栽培のあれこれ。これもおもしろい情報がいっぱいあって、日本の常識を遥かに超えている。しいたけはアジアのきのこだけど、世界にはきのこの栽培おたくのような人がいて「おれはしいたけマッシュルームをこうやって作ってるんだよー」と紹介している映像も。ほだ木なんて積んだり並べたりするもんだという常識がぶっ飛ぶような、吊るして育てている人までいて、なんで???と。Bは「なるほどー。これで虫の問題はないねー」と笑っていたけど、どうやったら「吊るす」というアイデアがわいて来るんだろう。世界のきのこギークたちは自由。

そんな中に、すっごく楽しそうに自分の菌床栽培のあれやこれやを紹介する人がいて、見ているだけでも「この人、根っからきのこが好きなんだな」と。そしたら、その人こそまさにBの心の師。カナダできのこ研究をしていたときに、大学内に専門家がいなかったことから学外の専門家や資料を頼っていた、その中のひとり。
実際にコンタクトを取ったことはないそうだけど、彼の著書はボロボロになるほど読み込んで、彼の研究システムを参考にラボを整えたりもしたんだそう。普通なら設備を整えるのに数千万とかかるため、大きな研究機関や一部の研究者にしか研究のチャンスがないところ、この方は数十万程度で研究設備を整えられる方法をあみだした上にそれをオープンにして、多くの人に研究の機会を与えたのだと。
そのおかげでBは大学のラボだけでなく、自分で研究部屋を作ってきのこ研究を続けることができたらしい。今もこの方を敬愛していて、今でもきのこ栽培の参考にしている。

それにしても、世界のきのこ栽培はほんとに自由。日本では生産をサポートする団体からの指導や、生産者のアドバイスなどで次に受け継がれるんだろうから、なかなか斬新なアイデアというのは出にくいし挑戦しようとも思わないんだろうけど。Bは「なんで日本人はいつも先生が必要なの?」と不思議でならないようで、自分で調べたりアイデアを出して試すということをしないで正攻法ばかり追う姿こそ奇異みたい。
てことで、奇策も多いかもしれないけど、Bのつくる原木しいたけは、やっぱりおいしいと思う。自然にまかせず、水やりをすることでプルプルは生まれたし、ほだ木をきちんとメンテナンスすることで害菌からも防げているんだろうと今はわかる。今、しいたけ収穫小屋に小さなカエルちゃんに住んでいただき、虫退治に一役買ってもらってるとこ。そういえば昨日見ていた映像の中にも、同じようにカエルで虫対策しているアメリカ人の姿が!

ほんと、世界のきのこギークはおもしろいな。




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by miraicci | 2017-05-23 12:34 | グリーンライフ | Comments(0)

できないことはなにもない

昨年の秋、「次のシーズンはほだ木を1000本にしたい」と言ってたBに「そんなに一気に増やさんでも!!」とたしなめ、まあそれは現実的ではないし、ぼちぼちとしいたけ栽培の規模を大きくすればいいじゃないのと500本を目標にした。

それでも500本なんて気が遠くなるような。
初年度となった去年、150本にも満たないほだ木の植菌だけで何日かを費やしたのだし、その管理もいまだ試行錯誤。小規模でも2000本というけれど、それは何年も栽培をやっているとか、親の代から引き継いで設備が整っているとか。
われらは山を開拓しながらゼロからのスタート。資金だってゼロだしね。原木1000本手に入れるってどれだけになるのか。人に聞いたら「1本400円くらいで譲ってくれるところあるよー」と簡単に言ってたけど、それを1000本って40万円ですか(泣) この本数を満たすには菌だって10万円はするもんね。
われらの資金はゼロなんだってば!

と、私はハナから諦めていたのに、Bは今年1000本を超えるほだ木用の原木を手に入れた。
現場で交渉して木を伐らせてもらい、それを運び出すという「体力あるのみ」な行動でちゃっかり。おかげで私の二の腕はプルプルがなくなり、筋肉質ないい仕上がりに。
って喜んでいる場合ではなくて、この本数を植菌するって、、、週末しか手伝えない私だけが即戦力なのに、これをふたりでできるの?!と思っていたら。かなり遅めの完了だったけどなんとかなったという。GWの半ばだから「やっと」という感は拭えないけど、どうにかこうにかコンプリート。

菌はメーカーさんのご厚意も働いて、「余分に」などという表現ではすまされないほどの菌を頂戴できた。われらへの投資の意味もあったんだろうけど、ほんとうにいい担当さんに巡り会えた。さらには植菌のためのツールまでいただけるというありがたいサービスもあり、作業スピードはぐんとアップ。

Bの熱い想いに、天の力が働いたのか?!

おまけに、去年実験的に菌床栽培して失敗したかに見えたタモギタケが連日発生。
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これは売り物ではなくてわが家の食卓用。山では収穫したばかりのをソテーしたり、家では味噌汁の具にしたり(だしがしっかり出て貝のような風味がある、と私は思うんだけど)。

つくづく「できないことはなにもない」ってわかったな。
で、やりたいことをいろいろはじめることにしちゃった。
野生きのこから栽培に挑戦。そう決めたから、最近Bは世界のサイトや資料から研究データや栽培方法を収集してる。私は「このきのこおいしかったから栽培して食べたい」などと呑気に言うだけ。だけど、これまでの私の野生きのこ食歴が何かと役に立っている。命知らずか!と呆れられるけど、ちゃんと知識のある人に聞いてから食べているからね(「食べるの可」とあってもあたる人はあたるらしいから注意も必要です)。
もしかしたら日本初というようなこともできるのかもしれないな。数年後のわれらに乞うご期待よ!


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by miraicci | 2017-05-08 09:35 | グリーンライフ | Comments(0)

ログボットなわたくし

先週の3連休に続いて土日もログ運び。今シーズンの(12月から開始)伐採の前に購入したチェンソーは満身創痍。いやー、よく働いてくれたよ。今年作ったログは1000本を超えたから100本以上を伐採したってこと。
振り返ると秋。そろそろ木を入手しなくちゃならないけど、うちの敷地では数本伐れる程度。隣地の方に頼んだら快諾してくださって20本くらいは伐れそうという。けれど、今期はほだ木を500本にしたい(1本の木から7〜10本のログが作れる)われらにとっては全然足りないなーと思っていたところ、近くで山の開発がスタート。Bが伐採現場に向かって交渉したら責任者に話を通してくださって、数日後にOKの返事。
急斜面で足場は悪く、しかも下には川という過酷な現場に何度か足を運び、寒い最中にドロドロになりながら何10本かの木を手に入れたB。今年に入ってからは、うちの敷地と隣地で切り倒しておいたのを山中から運び上げるとか、なかなかヘヴィな山仕事を行っておりました。

そんなこんなで目標のログ500本は奇跡的に到達。さらにしいたけ菌を多めにいただけるというラッキー。用意していた木では余るほどになってしまい、さてどうしよう?と思っていたところに、山の一部で伐採計画があるという話。現場責任者に問い合わせたら、さらに上に話を通してくださって「好きに木を伐っていいよー」とな!工事作業も少し遅れ気味だから、ゆっくり伐ったらいいよって。
いやいや、ゆっくりはしておられんのですよ。通常、ほだ木にする原木を作るのは晩秋から2月頃。木の水分量のことなどあって芽吹く季節ではおそ過ぎ、今はもう最後の最後のギリギリタイミング。
で、週末ふたりで働けるタイミングで、ガーッと山仕事を進めたわけで。
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写真は現場に向かうトラックではしゃぐわれら。
もうね、こんなテンションじゃないとやっとられんけんね。

よー働いた甲斐あって、先の3連休とこの週末で700本のログですよ。これをふたりで運んだのか?!と思うとおそろしい。1本でも多く!と、この欲深さが体を動かしましたわ(笑)
もうすっかり山慣れした私らには平坦としか映らない現場だけど、実際には斜面になってて、切り株やら熊笹やら、、、そしてそろそろマムシが起きてくる頃(ハチやトカゲには遭遇。春がきたねーとちょっとうれしい)。そんな中を「タブンコッチニ倒レルケド、ワカラナイカラ気ヲツケテー」と声かけてBが伐採。その間、私は危険エリアに入り込まないようにあちこちで伐ったログを拾い抱えてトラックへ。後で作業をする方のために、伐り落とした枝など、使えない部分は拾い集めて山積みに。これもなかなかの重労働。
ついたあだ名は「ログボット」。ひたすら働くマシーンと化した私の姿、お見せしたいもんです。逞しいよー。自分で作った弁当をおいしいと感じられるほどお腹もすき、かきこむように食べちゃうしね。

ほんとに。奇跡的な収穫で、どれだけうれしかったか。
1年前の150本弱から500本へ、1000本へ、さらに超えて。、、、って、今度はその原木を栽培するための小屋を作らにゃならんのねぇ。
林業?建築業?女50代でやるには結構ハードでしょ。原木しいたけ栽培、他人様にはおすすめしません(笑)



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by miraicci | 2017-03-27 10:04 | グリーンライフ | Comments(0)

きのこを育てる人

Bの栽培場の近くに同じように原木椎茸を栽培しているところがある。半世紀近くしいたけを育てている方と聞いてBは勝手にリスペクト。ひそかに話すチャンスを狙っていた。栽培しているのは山道から見えるところにあって、先日たまたまそこを通りがかったところ、またとないタイミングで栽培場にいるおじいさんを発見!
Bのいいところは誰にも臆することがないというとこ。これはチャンスと思ったら、まずは話しかける。日本人のサガで、外国人とみると目を合わせず話をまともに取り合わない人もいるけれど、親切に対応してくれる人も多い。このおじいさんもそんなタイプだったようで、Bが今直面しているしいたけ作りの疑問や質問にも答えてくださったとのこと。その上、黒いカバーに覆われた栽培ハウスにも入れてくれて、どのように育てているかを見せてくれたって。

極意を教えてくれるなんて、いい人だねー。よかったねー。
「、、、、、」。あれ?反応が薄い?で、どうだったの?
おじいさんのハウスは薪ストーブが入っていて、夏や冬の温度対策は万全だったらしい。それはBが一番なんとかしたい問題で、そのために太陽光発電を取り入れたいものの「資金力」というふかーい問題に阻まれて実現できないでいる。
温度対策なく自然にまかせているとしいたけは育ちにくい。それはこの冬思い知った。われらにとって、温度管理ができるハウスというのはうらやましい限りだ。その日は雪もちらついたのに内部はぽかぽかで、しいたけには理想的な温度だったと、、、、ところが!!!!!なんと、その「うらやましい」おじいさんの栽培場にはしいたけがひとつも育っていなかったと。

温度管理ができていない私たちのだって、ちゃんと次の世代が生まれているって時季に???

かつてはパートさんまで雇って大々的にやっていたというくらいの栽培場は、規模を縮小したとはいっても2千本程度のほだ木があったんだって。その規模をみてもしいたけ生産者としてまあちゃんとやっていると映ったのに「仮伏?そんなのしない」と菌を植えたらそのまま。温度管理だけちゃんとしているのに、水の管理はほとんどやっていないようだったって。「ほだ木がドライすぎる。あれじゃ、しいたけできない」。栽培2年目の新参者がつぶやく、、、いや、もしかしたらそこに極意があったりして(笑)


岡山の県南と違って県北では生産物販売のお店には普通に原木しいたけが並ぶ。たまにふたりで「勝手に視察」に行くんだけど、これはすごいというクォリティに出合えたことは正直まだない。
たぶん生産者の意識は似たり寄ったりで、「この道何10年」のこのおじいさんみたいな栽培なのかもしれないなぁ。キャリアを年数だけではかるとわれらは太刀打ちできない。経験してないことの方が多いから、問題に直面したときには弱い。そして組織に属していないゆえ、簡単には開けないことや貴重なアドバイスを逃していることも、たぶんある。

けど、われらの意識が劣っていることはなさそう。


たぶん今の日本の原木栽培を支えている人の多くは、もう10年もすれば激減するはず。栽培工場の中で管理できる菌床栽培の方が安定生産はできるし、なにより作業はらくだもんね。なんという現状なの、、、、

、、、、なーんてことを、実はわれらはちっとも憂いてはいない。
むしろチャンス。

うふふふふ。このままあと10年経験を積めば、ひょっとしたら「名人」と呼ばれるようになるかもしれないもんね〜。なんとチャンスに恵まれた仕事かしら、原木栽培。そう考えるだけで頬が緩むってもんでね。
さぁ、それまでこの意識がもつか。その前に体力が続くか。あとはクォリティを一番に、きちんとしいたけ作るだけ。

これが今年つくったほだ木の一部。よくがんばりましたよ。
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by miraicci | 2017-03-10 09:36 | グリーンライフ | Comments(0)

沁みた時間

Bのしいたけ栽培場がある山はまるごとBのものではなくて区画ごとにオーナーがいる。と、いっても平地の「区画」ではないからそれなりに広大。お互いの土地がどれくらいか、たぶん自分たちでも把握できていない。
下の方に週末を優雅に過ごしていそうなログハウスの別荘と小洒落た山小屋風のお宅で暮らす家族があるくらいで、あとは得体の知れないオーナーが数人。植物観察を研究対象にしている方がその活動拠点にと土地を購入していたり、簡易的な家で気ままに一人暮らしする男性がいたり、さらに上ると自力で家を建てているイギリス人、とか。人の気配がするのはそれくらいかな。
そこからさらに険しいルートを上るとBの敷地で、近辺にはうまい具合に同じような自由さを持つ3オーナーが集まっている(本当はもうひとり近くにオーナーがいるけど、かれこれ1年姿を見ていない。たぶん山での活動を諦めたんだろう。もっと北にあるまちで古民家を買ったとも聞いた)。隣地には四国から来られているSさん。道を挟んだ向かいには岡山県南から来られているSさん。ふたりとも70歳前後で、Sさんは月に1度程度。Hさんは畑作りを楽しんでいるから10日1度くらいここにいるかな。冬は寒いのと道がぬかるんで上れないのとかで(唯一の車道が、山のハイキングコースなんかよりひどいダートコース。四駆でないとのぼりきれない感じだった。がっ、最近ちょっとラッキーなことに、ここが近所の工事のための通過コースとなり、道が簡易的に整備されることになったよー)長らくお目にかからなかった。それがやっと先日、3人顔をあわせた。

Sさんはときどき心細いことを言う。もし自分が倒れたら、二度とこの山には来られないだろう。「そのときはあなたが好きに使いなさいよ」とBに言ったこともあるらしい。昨日も「ぼくらは10年も生きてはいないだろうから、若いBくんの未来のために木を使ってくれたらいいんだから」と自分の敷地の木を自由に伐らせてくださる。
そしてHさんも「うちの木も伐ったらええが」。いつも元気に畑仕事に精を出し、いつかはここで暮らしたいからとコツコツ簡易的な小屋を整備していたそのHさんがぽつん。「もうここでは暮らせないかもしれんしなー」。一緒に老後をここで楽しみたいと思っていた奥様がご病気らしい。それが思わしくなくて、ひょっとしたら数ヶ月。「せめて80まで生きてほしいけど…」。奥様は私の母が亡くなった年齢に近い。Hさんはその頃の父と同じ年齢。Hさん、そんな話淋しすぎるよ。

よく働く日本人は、お金や仕事を優先して「やりたいことは定年後にゆっくりね」なんて考えがちだけど、ふたりの話を聞いていると定年後にはゆっくりする時間なんてなさすぎる。やりたいと思ったら、そしてそれが人生を豊かにすると思うのなら、お金や仕事なんかよりそっちに向かっていいんじゃないのかなとBと話す。
Sさん、Hさんは山での大事なご近所さん。3人3様でとても気ままにしているから、プライバシーの線引きみたいなのが自然にできていて(車は見えても顔は見えず、会話もしないこともある)、それでいて人里離れたこの空間で存在は心強い。Bのファームの理解者で、成功を楽しみにしてくれてる。私たちの仕事を一番近くで見て来てくれた大事な人だけに、先日の話はちょっと沁みた。
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by miraicci | 2017-03-06 12:18 | グリーンライフ | Comments(0)

きのこ職人ライフ

ついに、しいたけ植菌!昨年末から伐採してきた原木も山の風にさらされていい具合に乾いたタイミング。去年の作業ですっかり要領は得ているから、作業台は効率よくこういうセッティングがいいんじゃないの?とか言っちゃってる。
去年の経験から見えてきたこともあり、菌メーカーの人にもアドバイスを求めて購入したものもあり。まずは菌を植えるためにドリルで穴をあけるのだけど、なんと去年は全部目で深さを確認しぃしぃ加減しながらやってたという。今回は植菌に合わせたストッパー付きドリルを使用したため、深さを気にせずウィーンウィーンとやればよし。なんとスムーズ。
私は専用ツールにチャッチャッチャッと菌をすくい取り、それをドリル穴にギュッ。これでひとつ植え付け完了。
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1本の原木に何十個の穴があいているのかな。それに全部入れたらこんどは封をする作業。去年は発泡スチロールのフタをしていたので今回もとオーダーしたら、菌メーカーさんは「ワックスがいいですよ」って。試しに使ってみたところ、最初はやりにくいなーだったのも慣れるとスピードアップ。ただ、これでちゃんと封ができているかどうか、、、

Bがドリル穴をあけて私が植菌して、そのタイミングで手が空いてる方がワックスを塗り。たぶん私たちのコンビネーションはすごくよくて、2日でできたのは140本ほど。昨年、数日かけて作った量を超えております。
とはいえ、植菌作業は始まったばかり。あと何百本か、まだまだ作業は続くのだ。
通いの生産者につきBは毎日山に行けるわけではないし、私は週末しか手伝えない。限られた時間でがんばっていかないとね。

初日、体を癒しに温泉に入ったら、湯上がりの顔がいつまでもピンク。今日は血行がいいわねーと思ったら、ん?こ、これは日焼けでは、、、(涙)



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by miraicci | 2017-02-14 16:33 | グリーンライフ | Comments(0)

植菌リハーサル

週末、2泊3日で山へ。今月中に植菌作業を開始させようというのでね、下準備も追い込みなのだ。
Bはまだ「原木欲しい」というけれど、欲を出せばキリはないし、これだけ集められただけでも御の字じゃあないの。「ね!」と言いくるめたところ、採集した原木をきれいにしたいと言いだす。われらの土地やその隣地、同じ山にある友人の土地から集めた原木は美しいものなのだけど(そりゃ自分で選べるしね)、近場ではあるけれど別の山からいただいたものには蘚苔類などがくっついたりしていて(林業の方から不要なものを頂戴しているわけで)、それを掃除したいとのこと。昨年のものはそこまで気にしなかったのに、1年生産してみて彼なりに思うところがあったのか。元々きれい好きな人だもんね。

せっせせっせと原木をブラシでこすれば1時間でヘトヘトになる。わずか数歩の場所からとはいえ木を作業台に運ぶのにひと仕事。それをブラシで磨いて、また運んで、、、この仕事、体力あるのみなんだもん。だらーっと休んでまた作業を繰り返し、なんとか数十本の作業完了。
へ?これ、とりあえずの分なのっっっ?!

力仕事ばかりで申し訳ないと思ったか、この日はお楽しみとして原木なめこの「こま打ち」も。500駒あったのかな。Bがドリルで穴をあけて、、、
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その穴に駒を入れて、ハンマーで打ち込むのは私。
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去年は原木しいたけに「おが菌」というタイプの菌種だけを使用したんだけど、木にしっかりと菌を回すのはこの「こま菌」らしい。で、今年は両方をオーダー済で、今回の作業は「お楽しみ」という以前にその予行演習というとこ。
おが菌はペースト状の菌を、ドリル穴に「大体これくらいの量が入るかなぁ」と想像しながら専用機器に取り、それをぎゅっと植え込んで(スポイドのような原理で、菌を吸い込み→菌を入れ込む)、仕上げにフタをするというの。ペースト状の菌のどのあたりをどの程度使おうかと自分なりに考えるのがおもしろく、一方、こま菌はなーんも考えず打ち込むだけ。
ただ。去年はわずか130本程度を何度かに分けて植菌したの。今回はその何倍の木があるんだろうか。私の腕は大丈夫なのかしら。それでも、これは大事な飯の種。本業に支障を及ぼさない程度にがんばりますっ。


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by miraicci | 2017-02-07 18:39 | グリーンライフ | Comments(0)

週末は山仕事でっせ

先週に続いてまたもや寒波。でもって雪。
それでも季節は待ってくれないもんでね。原木しいたけ植菌作業も2月には開始したいとこ。それまでに完了させておくべき作業もありで、仕事を先延ばしにするわけにはいかず。雪の山道を滑りつつ、働いてきた週末のはなし。

土曜日は山中にストックしておいた原木の運び出し。
心優しいBは、私のためにゴム手袋と軍手を用意してくれておる。「Sサイズを買っただよー(注/買ったんだよ)」と、、、もう働かせる気満々だったね。
いくら我らが力持ちといっても、うちの領域にある獣道では3往復が限界。で、山で唯一車が通れる道でトラックを待機させ、そこにつながる小径を伝って運び上げることに。
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ものによっては何十キロもあるようなのが20〜30本はあったかな。雪が溶けてべちゃべちゃになった沢だの傾斜のあるとこだの、罰ゲームのような障害コースを超えながら何往復も。厚手のコートはドロドロ。下に着ている長袖Tシャツも水が沁みる。ブーツや手袋は言わずもがなで、つ、冷たい。
そりゃ人生なんて何があるかわかんないけど、50も過ぎて、こんな山でカナダ人とどろんこで働くなんてなぁ。「想像だにしない人生を送っているね、私」としみじみかみしめながら、こういうのをドラマチックな人生というのだろうかと思う。なんかふとした拍子に今の自分を俯瞰で見て、おっもしろいなーと。

夕方には作業を終えて、近場の温泉で骨休め。
こんなに働いたんだから日曜日はやることないんじゃないのー?なんて思ったら甘かった。
「今日は道を造るだよー(注/造るんだよ)」とニコニコするBについて山に入る。
山というのは境界がよくわからないもので、Bが購入したのがどこからどこまでなのか全容は把握できていなかった私。「あのへん」と言われても、雑木林をかきわけて立ち入る勇気もなかったしね。
初めて立つエリアには沢があり(水が通っているとBからは聞かされていた)、平地として使えるところもある。ただ、ここまで来るのにかきわけなければならないものが多くてね。そこに気軽に踏み入るためにも、かねてから道が欲しいと思っていたとこ。それをいよいよ決行するというのだわ。
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Bがチェーンソーで木を伐る。それを私が一カ所に集める。せっせせっせと働いていると、体から湯気が立つほど暖かい。吹雪いたりしてるのに(笑)

枯れたままの立ち木とか、不要なツタとか、長年放置状態の山だからひどいもん。沢にも倒木や枝が落ち込んで、あんまりキレイな状態じゃない。チェーンソーが使えない私には手斧と鍬が授けられていて、邪魔な倒木とかガシガシやる。が、根っからのおおざっぱで注意力の足りない私だから、斧を振り下ろして当たる箇所が毎回違い、無駄な一撃の多いことったら。余計な力を使い、ヘトヘト。
ここまで汚れたら全然気にならないもので、水の中の枝も取り除き、随分綺麗になりましたよ。最初はこんなだった。
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あ、アフターを撮ってない。


Bと私はひとまわり違う歳の差組。あなたは若いし、まだまだ山でがんばれるけど、私は厳しいかもーと言うと「大丈夫。ふたりで50年やれるよー!がんばって(注/元気で長生きしろ)」って。私は100を超えても働かされるようです。ううう。






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by miraicci | 2017-01-23 18:27 | グリーンライフ | Comments(0)

しいたけに始まりしいたけに終わる。

われらが育てたしいたけ食べたい!といううれしいリクエストをたくさんいただいてる。ごめんなさい。まだまだビギナーのわれら。十分な生産がなく、期待だけさせてお持ちできないところもあるという。「なんかすごく人気らしいじゃない?」というのも、ただただ生産量が少ないゆえの入手困難で(笑)。もちろんクォリティだけは自信あるんでね、そこだけは声を大きく。

さて、しいたけネタに終始した今年。まさかこの秋から収穫できるとは思っちゃなかったし、しかもこんなにいいのができるとは。しいたけ栽培では日本が経験値からも世界でもトップレベルで、研究も随分進んでいるというのもわかってきた。ただ、日本では当たり前の方法が諸外国でも一緒かというともちろんそうではなく、Bなんて原木の作り方からして日本では「当然でしょ」なやり方をムシ。というか知らなかった(笑)。外人の素人さんというのはおそろしい、、、けど、ときにそれが経験を超えたものになることもあるのだなと実感。なにしろ日本語は全然読めないから、大事な資料類は私が読んで、わかりやすいことば(日本語)と思いつく限りの英語に代えて伝えるしかないんだけど、彼が原木を用意したのは結婚前のこと。普通は木を伐って枝葉をつけたまま1ヶ月くらいは置いて、それから玉切りにしてという工程らしい。それはどの本にもどのサイトにも記してあるから、もう常識というか基本なんだろうな。ところが、嘘かまことかBの勘違いか、日本以外では原木をそこまで乾かさずに少し新鮮なうちに植菌するというやり方があるようで、彼はそれに近い方法を採用。伐採したらすぐにほだ木サイズにカットして積んでおき、しばらく経って植菌したのが今回のもの。植菌作業くらいから私とふたりでするようになったので、節目節目で「そろそろ本伏するんじゃないの?」「ホンブセ?ソレ何?」などという、プロからすると「それも知らんと栽培始めたんかーい」な会話を交わしながらの作業。でも、あとで「しいたけ作りで有名なおじいさんは林の中にほだ木を置いて、陽の当たり方とか細かくコントロールしているらしい」というの、「ん?それは当たり前のことと思ってた!!(みんなはそこまでしてなかったのか)」というほど、実はちゃあんと世話をしていたB。取り外ししやすいタープを設置して、雨続きや日が照り続けるときはそれをかけたり、乾きすぎる頃には山に湧く新鮮な水を汲んでかけてやったりね。日本人が延々やってきた「経験に裏打ちされた」ということは全然しらないくせ、世界での最新研究なんかはサイエンスジャーナルやら何やらを通じて知らない間に勉強してたりね。日本人は理由を知るより前に「ずーっとこうしてきたから、これからもこう」という頑なところがあるけど、好奇心旺盛な外人さんは「なんで?そのどこに意味があるの?」となる。本伏にはなぜこういうパターンと決まっているかというのも、実際に収穫までやってみて納得したことも。あれやこれや経験もして、幸いええのんができましたわ。

初年度は実験的な栽培だったので、それを踏まえての2年目。まだ実験的なところはあるものの、栽培品種を絞ることや、1年目の観察で見えてきた品種の特性にあわせた栽培環境を作ることや、あれやこれやをスタートさせることを相談。なにはさておき、栽培量を何倍にもしないと始まらないので今日から原木の調達へと出かけていきましたわ(同じ山の持ち主2人から許可をいただいて、いくらか伐らせていただけることに!)。それでもあと10本くらいは木が欲しいようなので、岡山県内でご不要になったシイ・ナラ・ブナなどございましたらお声がけを(農薬を避け安全性にも考慮して、岡山県内の山で自然の状態で生えているものを選ぶようにしています)。
木ガモラエルノ?ホントウ?ウレシイナァと外人さんがにこにこ駆けつけます。



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by miraicci | 2016-12-12 10:28 | グリーンライフ | Comments(0)

自然というイメージ

Bはカナダのカレッジで自然科学を学ぶ中できのこに魅せられ、その研究を深めるためにさらにユニバーシティで4年間勉強していた人。専門的な教授はいなかったもののラボを与えられて自由に自分の研究が進められたらしく、アメリカのきのこ研究者を師と仰いでいたり、日本から専門書を取り寄せて独学していたり。なので「カナダ人がしいたけ栽培なんて、この初心者めが!」と甘く見ている方、それはちょっと違うのです。たしかに原木栽培という点においてはズブの素人ですが、だからといって「しいたけはずっと生産しているよ」という人に劣るかというと、、、。生産者の話を聞いたり栽培場を見せてもらったり(通りすがりになんとなくチェックしたり)するにつけ、適当なというと言葉は悪いですが(そしてとっても失礼ながら)、自然のなりゆきまかせという風に見えることは多く、しいたけなんて菌を植えて放っておけばなんぼでもできるんよと育てている方も。それを「経験」と言われてもなあ。
私は私で野生のきのこを観察し、可能な限り食してみるという活動を続けていて、そんな中で「自然だからすばらしい」とばかりは言えないことも実感。なにしろ自然ですからね。きのこは虫が入りやすいのです。なので、採集したものはあやしいと思えば、塩で洗ったり下茹でしたりする前に裂いて中をチェックします。原木しいたけだって、いくら「栽培」とはいえ、やっぱり自然の中にほだ木を放置したままでは虫が入るのだということは、当たり前のことですがこのたびの栽培で再認識。若いしいたけはまだ害がないとして、採るタイミングを少しでも逃したら、野生きのこと同様にワームが入り込んでいたりなめくじが食べていたりするのですね。それで私たちは採集直前のほだ木を風の通りを妨げないネットで囲った栽培場に運び込むことにしたという経緯が。自然の中にずらーっとほだ木を並べるのとは少々イメージが違うかもしれませんが、理由はあるのです。
米作りの兼業で原木しいたけを出荷している人の産物にワームがいた、自分はそういうのは避けたい、と。購入する人は「自然だから」とそれで許すのかもしれないけど、「栽培」というからにはそういうのを自然まかせにしないで品質を上げたいというのがB。先日ふたりできのこをたくさん売っている販売店をチェックしたら、うーん、なるほど。価格は私たちのと変わらないけど、放置して育てたことはなんとなくわかるものも(笑)。大きいのは収穫のタイミングを逃しただけだ。私たちは一応チェックするようにしているけれど、ヒダに小さな虫がついてるままのとかも。どこに基準を置こうが「原木」は「原木」でありがたがられるんだろうな。まあ、我らは我らで基準を設けて、高いレベルを目指そうと思う。うんとまじめな話。



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by miraicci | 2016-12-02 19:27 | グリーンライフ | Comments(0)